フランプトン (アルバム)
『フランプトン』 | ||||
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ピーター・フランプトン の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 |
グロスタシャー クリアウェル城 with ロニー・レーンズ・モバイル・スタジオ[1] オーバー・ダビング: バーンズ オリンピック・スタジオ[1] | |||
ジャンル | ロック | |||
時間 | ||||
レーベル | A&Mレコード | |||
プロデュース | ピーター・フランプトン、クリス・キムゼイ | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
チャート最高順位 | ||||
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ゴールドディスク | ||||
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ピーター・フランプトン アルバム 年表 | ||||
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『フランプトン』(Frampton)は、イングランドのロック・ミュージシャン、ピーター・フランプトンが1975年に発表した、ソロ名義では4作目のスタジオ・アルバム。
背景
[編集]フランプトンのソロ活動を支えてきたベーシスト、リック・ウィルスは既に脱退し[4]、本作にはザ・ハード時代の盟友であるアンディ・ボウンが参加した[5]。また、「悲しみのピエロ」には、ファミリーのメンバーとして知られるポリ・パーマーがヴィブラフォンで参加した[5]。
本作リリースに伴うツアーでは、ベーシストがスタンリー・シェルドンに交替し、更にセカンド・ギタリスト兼キーボーディストのボブ・メイヨーも参加して、その模様はライブ・アルバム『フランプトン・カムズ・アライヴ!』(1975年録音・1976年発表)に収録された[4]。
反響・評価
[編集]アメリカでは1975年5月17日付のBillboard 200で32位に達して、自身初の全米トップ40アルバムとなり、合計64週にわたりトップ200入りするロング・ヒットとなった[2]。1976年9月13日には、RIAAによってゴールドディスクの認定を受けた[3][5]。なお、本作からのシングル「ショウ・ミー・ザ・ウェイ」、「君を求めて」、「マネー」はいずれもヒットに至らなかったが[4]、1976年には『フランプトン・カムズ・アライヴ!』からシングル・カットされた「ショウ・ミー・ザ・ウェイ」がアメリカのBillboard Hot 100で6位[6]・全英シングルチャートで10位[7]、「君を求めて」がHot 100で12位[6]・全英43位[7]を記録した。
Bruce Ederはオールミュージックにおいて5点満点中4点を付け「ピーター・フランプトンは、ハンブル・パイの騒々しくハード・ロック的なグルーヴでは自分の技巧が生かされなかったことからバンドを脱退し、その技巧の多くを、この実にメロディックなミッド・テンポのロック・アルバムに注ぎ込んだ」「メロウな音楽が流行していた時代に発表された、お薦めのアルバムの一つ」と評している[8]。
収録曲
[編集]全曲ともピーター・フランプトン作。「ナッソー」と「空白の時間」はインストゥルメンタル。
- 夜明け - "Day's Dawning" - 3:56
- ショウ・ミー・ザ・ウェイ - "Show Me the Way" - 4:02
- ワン・モア・タイム - "One More Time" - 3:20
- 悲しみのピエロ - "The Crying Clown" - 4:04
- ファンファーレ - "Fanfare" - 3:29
- 愛の面影 - "Nowhere's Too Far (for My Baby)" - 4:19
- ナッソー/君を求めて - "Nassau" / "Baby, I Love Your Way" - 5:50
- 君の瞳に - "Apple of Your Eye" - 3:41
- 空白の時間 - "Penny for Your Thoughts" - 1:32
- マネー - "(I'll Give You) Money" - 4:36
参加ミュージシャン
[編集]- ピーター・フランプトン - ボーカル、ギター、トークボックス、ピアノ、オルガン、ベース(on #7)
- アンディ・ボウン - ベース
- ジョン・サイオモス - ドラムス
- ポリ・パーマー - ヴィブラフォン (on #4)
脚注
[編集]- ^ a b CD英文ブックレット内クレジット
- ^ a b “Peter Frampton Chart History - Billboard 200”. Billboard. 2022年10月16日閲覧。
- ^ a b “Gold & Platinum”. RIAA. 2022年10月16日閲覧。
- ^ a b c “45 Years Ago: 'Frampton' Shows Peter Frampton the Way to Success”. Ultimate Classic Rock. Twonsquare Media (2020年3月28日). 2022年10月16日閲覧。
- ^ a b c Sexton, Paul (2022年3月29日). “'Frampton': Peter's Pre-'Frampton Comes Alive' Breakthrough”. uDiscoverMusic. 2022年10月16日閲覧。
- ^ a b “Peter Frampton Chart History - Billboard Hot 100”. Billboard. 2022年10月16日閲覧。
- ^ a b PETER FRAMPTON | full Official Chart Histoy | Official Charts Company
- ^ Eder, Bruce. “Peter Frampton - Frampton Album Reviews, Songs & More”. AllMusic. 2022年10月16日閲覧。